硝子と漆器2つの素材で1とするバランスと、冷茶が注がれた際に完成する見栄え（冷茶が主役）を念頭に最小要素だけでの構成にこだわりました。茶托は轆轤の技術に特化した山中漆器の喜八工房の製作。

大正11年（1922年）、電球用硝子の生産工場として創業。創業以来、職人の手仕事にこだわり、ビール、日本酒、ワインなどのための、嗜好性の高い硝子食器を中心に製造。創業当時取り組んでいた薄く、均一に吹くという電球製造の技術を活かしている。

グラスサイズ：口径74×高さ66mm　満水容量：約180cc　※底磨き加工
茶托サイズ：口径100×高さ20mm　※黒拭き漆仕上げ　材質：栓
箱サイズ：縦105×横105×高さ85mm
※食器洗い乾燥機は使用不可・グラスの内側を洗う際は、十分にご注意ください。内側から力を入れてひねり洗いしますと、破損して思わぬ怪我をする恐れがあります。柄付きのスポンジ等のご使用をお勧めします。グラスを積み重ねますと、破損したり外れなくなったりします。スタック専用以外のものは、積み重ねないでください。やむを得ず重ねる時は、グラスの間に柔らかい紙などを間に挟んでください。
長期間使用しないと環境によってはグラスが曇る場合があります。曇り・汚れが洗っても落ち難い時は、食酢などを加えると落ちやすくなります。

暑い日々に、季節の生菓子や干菓子とともに、ほっと一息継ぐ至福のひと時、喉を潤すいっぱいの冷茶、ペットボトルからではなく、香りの高い冷茶を気の利いた器で喫したい。シンプルな無鉛クリスタルガラスのコップと、拭き漆仕上げの茶托の組み合わせは、東京下町のガラス職人と山中漆器、老舗の轆轤職人の手のコラボです。

川上元美