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2025年11月25日

今や当たり前になった料理のお取り寄せ!
タイパに優れるだけでなくお試しにも使えます

様々な冷凍野菜が器に盛りつけられているイメージ画像

近年、チルド食品や冷凍食品のお取り寄せはすっかり日常の一部となりました。
手軽に全国に点在する店舗や名店の味を楽しめるようになった背景には、交通網の整備や宅配業者の発達、さらには冷蔵・冷凍配送トラックの普及といったインフラの進化があります。加えて、インターネット通販の拡大が、この流れを一気に加速させる要因となったことは言うまでもありません。お取り寄せは「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する現代人にとって効率的な選択であるだけでなく、「まずは試してみたい」というお試し需要にも応える存在でもあります。料理のお取り寄せで可能になった「お試し」とは?今回は、チルドや冷凍食品のお取り寄せがもたらした新しい食の楽しみ方についてご紹介します。

宅配の登場で日本人の生活は大きく変わった

日本における「お取り寄せ」文化の礎には、古くからあった「出前」や「移動販売」といった配送の伝統があります。たとえば江戸時代には、そば屋が木製の岡持(おかもち)を担いで町中を回る出前が一般的でした。岡持の内部は板で仕切られ、丼を重ねられる構造になっていたため、温かいそばを何人分も一度に運ぶことができました。当時の江戸では、早く食べられるそばが忙しい職人や商人に人気で、そば屋の出前は生活の一部として定着していました。とくに「二八そば(にはちそば)」と呼ばれる手頃な価格のそばが庶民に親しまれ、注文を受けてから素早く届ける“スピード感”が江戸のタイパにマッチしていたのかもしれません。
明治以降になると、豆腐屋や焼き芋屋、行商人などが、音を出す道具(金属製のラッパ)や声で顧客を呼びながら商品を届ける「移動販売」が登場しました。こうした文化が、人々の暮らしに“待っていても商品が届く”という利便性の概念を根づかせたと思われます。
このように、古くから日本にお取り寄せ文化はありましたが、日本の個人配送が本格的に変化したのは宅配業者の登場だと言われています。1976年、ヤマト運輸が「宅急便」を開始したことが変化のきっかけとなったのです。
※宅急便はヤマト運輸株式会社の登録商標です。

配送トラックのイメージ画像

宅配の登場により、個人が気軽に荷物を送れる仕組みが全国へと広がり、ほかの物流各社も次々と宅配事業に参入。宅配ネットワークが一気に全国規模へと発展していきます。さらに、1960年代後半から整備が進んだ高速道路網(東名高速や名神高速など)や、新幹線を中心とした鉄道輸送の発達が物流の効率化を支え、全国どこへでも翌日配送が可能な社会インフラを築き上げました。

インターネット通販の登場で宅配はさらに加速

1980~90年代に入ると、スーパーや生協などが「食材宅配サービス」や「ネットスーパー」を試験的に開始し、宅配と小売の融合が進みました。これにより、消費者が自宅にいながら食材を受け取るという新しい購買スタイルが徐々に浸透していきます。そして2000年代に突入すると、Amazonや楽天市場といったインターネット通販(eコマース)の登場が宅配の発展を一気に加速させました。物流センターの自動化や在庫管理の効率化が進み、翌日配送や当日配達といったスピード配送が可能になったのです。さらに、コンビニ受け取り、置き配、宅配ボックスの普及など、利便性を追求する仕組みも次々に生まれました。これらの変化が食品配送にも大きな影響を与え、チルド食品や冷凍食品といった温度管理が必要な商品も安全・確実に届く時代へと進化したのです。

荷台の扉を開ける宅配スタッフのイメージ画像

宅配を普及させた原動力はタイパ

上記のように、宅配サービスが普及した背景には道路網や鉄道網などのインフラ整備、そして宅配業者の全国展開、インターネット通販の台頭といった外的要因もありますが、その根底にあるのはタイパを重視する消費者意識だともいえます。わざわざ店舗に出向かず、必要なものを確実かつ効率的に手に入れたい…この意識の変化こそが宅配の定着を後押ししたと言えるのです。たしかに、欲しいものを探して何軒もお店を回ったり、結局欲しいものが見つからず満足していない代替品を買ったりするのは、とても非効率で、また満足度も低いものとなってしまいます。宅配を発達させ、普及させた原動力は、消費者の「効率的に欲しいものを手に入れたい」というタイパ意識だったのです。

名店の味をそのまま楽しめる冷凍食品

近年では、全国の名店が監修するグルメ冷凍食品が続々と登場し、名店の味をそのまま自宅で楽しめるようになりました。冷凍食品のお取り寄せがこれほど普及した背景には、宅配インフラの発達だけでなく、冷凍技術そのものの進化があります。

料理の最後の仕上げをするシェフの手元のイメージ画像

冷凍技術の発達は日進月歩

冷凍食品は一般的に保存期間が長く、食べたいときに温めるだけで食卓に並べられるため、忙しい現代人にとってはタイパに優れた選択肢だといえます。さらに、最新の急速冷凍技術や液体凍結などの採用により、調理直後の香りや食感、旨味をそのまま閉じ込めることが可能になりました。これにより、冷凍食品は「手軽な食事」から「本格的な食事」へと進化。今では有名店の味を家庭でそのまま味わえる、“贅沢な食体験”を楽しめる存在になっているのです。
関連記事:「あらためて冷凍食品とは?高級冷凍食品登場の背景もご紹介!」はこちら

冷凍食品は名店の味のお試しもできる

また、冷凍食品のお取り寄せは、名店や老舗の味を自宅で手軽に楽しめるだけでなく、“お試し”としても活用できるのが魅力です。最近では、名店監修のメニューや、実際の店舗で提供される料理を忠実に再現したグルメ冷凍食品が数多く登場しています。まずは自宅でその味を体験し、「本物を味わってみたい」と思ったら、次は実際にお店を訪れてみる…そんな新しい楽しみ方が広がっているのです。
名店の味をきっかけに、料理だけでなく、店内の雰囲気や職人の所作、空間そのものを味わう体験へとつながります。お取り寄せは、単なる利便性やタイパの良さを超えて、食を通じた“新たな体験の入り口”ともいえる存在になっています。

GINZA FROZEN GOURMETのオンラインショップには、100種類の高級冷凍食品

松屋銀座が展開する「GINZA FROZEN GOURMET」は、全国の名店や老舗の味を“冷凍”というかたちでお届けするグルメ冷凍食品の発信地です。松屋銀座の地下にある実店舗には、約350種類の冷凍食品を取りそろえ、その中から厳選した約100種類の冷凍食品がGINZA FROZEN GOURMETのオンラインショップに並びます。これらの商品はすべて、経験豊富なバイヤーが老舗料理店と共同で開発したこだわりの逸品で、素材選びから調理法まで、時間をかけて丁寧に作り込まれています。

GINZA FROZEN GOURMETはこちら

人気商品は、実店舗でもオンラインショップでもすぐに完売し入荷待ちとなってしまうことも。GINZA FROZEN GOURMETの商品の多くは、一つひとつが料理人の手仕事による“手作り”のため、製造には時間と手間がかかってしまうためです。
本来であれば店舗でしか味わえない“名店の味”を、自宅で手軽に味わえるのは、GINZA FROZEN GOURMETの特長です。グルメ冷凍食品のお取り寄せで、まずは“お試し”。その後、実際に親しい方とお店を訪れてみてはいかがでしょう?

まとめ

チルド食品や冷凍食品のお取り寄せは、今や私たちの暮らしに欠かせない存在となりました。交通網や宅配、インターネット通販の発達により、全国の名店の味を自宅で味わえる時代となったのです。とくに冷凍技術の進化で、料理の香りや食感をそのまま閉じ込めた高品質な冷凍食品が増え、名店の味を“お試し”感覚で楽しむ人も増えています。松屋銀座のGINZA FROZEN GOURMETであれば、約350種類の高級冷凍食品を通して、日本各地の名店の味を自宅でご体験いただけます。

「松屋オンラインストア コラム編集部」

松屋オンラインストア コラム編集部は、長年培ってきたファンの方に愛される食に関する専門知識を活かし、フローズングルメの魅力を発信しています。素材選びや調理工程、冷凍技術、地域貢献など工夫を凝らし、おいしく楽しい時間を過ごしていただくのが目指す姿です。食の専門家としての視点と、松屋銀座ならではの消費者に寄り添う目線を融合させ、ご自宅でも感動いただく食体験をご提供します。