洋服やバッグと同じように、「食」にもブランドがあることをご存じでしょうか。たとえば、産地や生産者によって評価される(区別される)食材や有名シェフが手がける料理、有名店の看板メニューなど、さまざまな形で食のブランドは存在しています。最近では、そうしたブランドの味を自宅で手軽に楽しめる「高級冷凍食品」も登場し、話題を集めています。今回は、そんな食のブランドとはどのようなものか、その魅力や楽しみ方についてご紹介します。
そもそもブランドっていったいどんなもの?
私たちは普段、あらゆる物の「ブランド」を目にしています。洋服やバッグ、時計をはじめ、自動車や楽器に至るまで、あらゆる商品やサービスにはブランドが存在しています。
そもそもブランドとは、単に名前やロゴといった見た目のことを指すわけではありません。少し難しい言い方になりますが、ブランドとは商品やサービス、企業そのものに対して、私たち消費者が抱く「信頼」や「価値」、「イメージ」など総合的な認識のことを意味しています。たとえば、高品質な素材を使っている、デザインにこだわっている、心に残る体験ができる、といった要素が積み重なって、「このブランドなら安心」、「このブランドらしい」と感じられるようになるのです。
ブランドは、消費者にとって信頼できる証しであり、数ある商品の中から選ぶ際の重要な判断基準にもなります。つまりブランドとは、その商品やサービスに込められた作り手の「思い」が形になったものといえるでしょう。
食にもブランドはある?
さまざまな商品やサービスにブランドがあるように、食にもブランドがあります。たとえば、特定の産地で育てられた高品質な食材や、行列ができる有名店の料理、一流シェフが手がけたメニューなどがそれにあたります。ただ、むやみにそのブランドが食材や商品に与えられるわけではなく、牛肉でいえば、特定の地域や生産者グループが定めた牛の飼育方法・品質基準を満たした牛肉にそのブランドが与えられることになります。有名な店舗やシェフの料理にしても、評論家の意見や実際に料理を口にした人の口コミなどが、料理やシェフのブランドを作り上げていくのです。
「この食材なら間違いない」、「あのシェフの味なら安心して楽しめる」といった信頼感こそが、食のブランドの本質です。
ブランドがもっている効果ってなに?
ブランドがもっている一番の効果は、やはり「安心感」ではないでしょうか。そしてその食材や料理が高級な物であれば、これに「特別感」が加わります。たとえば、誰もが名前を知っている有名な食材や、評判の高い料理店の一品であれば、「これはきっと美味しいに違いない」と自然に期待が高まります。
大切な人や家族と過ごすひとときの食事でも、自分のために選ぶ食事であっても、「食べて後悔をしたくない」という思いは共通ではないでしょうか。そんなとき、ブランドがもつ安心感や特別感は大きな判断基準になります。また、贈り物としてもブランドのある食材や料理であれば、安心して相手に贈ることができ、失礼になる心配も少なくなります。受け取った方も「あぁ、これか!どうもありがとう!」と、一目で贈り物の内容と価値に気づくでしょう。このように、ブランドは安心感と特別感の両方を私たちにもたらしてくれる、大きな存在だといえるのです。
食材のブランドは、お肉やお米、果物と多種多様
では実際に食のブランドにはどのようなものがあるのでしょうか?料理に使われる食材には以下のようなブランドがあり、ほとんどの場合、産地や品種で分けられます。
米
新潟県魚沼産コシヒカリ、秋田産あきたこまち、山形県産つや姫、新潟県産新之助など
肉
- ○牛肉:三重・松阪牛、山形・米沢牛、兵庫・神戸牛、熊本・くまもと黒毛和牛、岐阜・飛騨牛など
- ○豚肉:鹿児島・かごしま黒豚、群馬・赤城ポーク、平田牧場・金華豚、スペイン・イベリコ豚、茨城・ローズポークなど
- ○鶏肉:鳥取・大山鶏、鹿児島・薩摩地鶏、秋田・比内地鶏、徳島・阿波尾鶏、名古屋・名古屋コーチンなど
魚介
静岡・浜名湖ウナギ、広島・牡蠣、大分・関サバ、関アジ、青森・大間まぐろ、福井・越前がに、兵庫・明石だこなど
野菜
京都・九条ねぎ、賀茂なす、兵庫・丹波黒大豆、鹿児島・さつま金時、群馬・下仁田ねぎなど
果物
北海道・夕張メロン、和歌山・有田みかん、沖縄・シークワーサー、京都・丹波栗、和歌山・南高梅、沖縄・石垣産マンゴー、長野・市田柿、岡山・白桃など
松屋銀座が提供している高級冷凍食品のオンラインショップ「GINZA FROZEN GOURMET」では、ご紹介したブランド食材を使用した料理を冷凍食品として取り寄せられます。冷凍食品であれば、いつでも好きなときに料理に使うこともでき、そのままで楽しむこともできます。
美味しさに定評がある「新潟・新之助」を使ったフローズンご飯です。ソフトスチーム技術を用い、炊き上がる寸前に急速冷凍しています。電子レンジで、手軽に美味しくお召し上がりいただけます。
「松阪牛」の名を世に広めた老舗精肉店 銀座 吉澤による、最上級A5ランクの松阪牛のみを使用した贅沢なハンバーグです。賞味期限が製造日より365日あるので、ご自分で好きなときに楽しむことはもちろん、お世話になった方へのギフトとしても最適です。
有名店の高級冷凍食品にも魅力がいっぱい
老舗や有名店、また著名な一流シェフなども「食のブランド」としての価値をもっているといえるでしょう。先ほどもご紹介した松屋銀座が提供している高級冷凍食品のオンラインショップ「GINZA FROZEN GOURMET」では、以下のような有名店が手がけた料理を冷凍食品として販売しています。
銀座アスター
銀座アスターは、昭和元年(1926年)創業の老舗中国料理店で、日本国内に多くの店舗を展開する高級中華の老舗ブランドです。創業当初から「和」の繊細さと「中華」の本格的な味わいを融合させた独自のスタイルが特徴で、銀座という洗練された街にふさわしい上品な中華料理を提供し続けています。
人形町 玉ひで
人形町 玉ひでは、中央区日本橋人形町にある創業1760年(宝暦10年)の老舗鶏料理専門店です。江戸時代から続く格式ある名店で、「親子丼発祥の店」としても広く知られています。とくに玉ひでの親子丼は、ふわとろの卵と上質な鶏肉を使った逸品で、ランチタイムには行列が絶えない名物メニューとなっています。
亀戸升本
亀戸升本は、江東区・亀戸に本店を構える老舗の日本料理店・お弁当の専門店です。創業は明治38年(1905年)で100年以上の歴史があり、江戸前の粋を感じさせる味と心遣いで地元をはじめ全国の食通に愛されています。升本は四季の食材を活かした本格的な和食料理が特長で、旬の野菜や魚介を使い、繊細な味わいと彩りで目でも舌でも楽しめる料理を提供しています。
厳選したバナメイ海老を香味野菜とトマトソースで煮込み、唐辛子が味を引き締める本格派の中華料理。海老のプリッとした食感や、唐辛子の辛さもしっかりと再現している人気の一品です。
人形町 玉ひでが監修した、人気メニュー「親子丼」の素です。福島県のブランド地鶏「川俣シャモ」の炙りモモ肉を、特製の割り下とあわせました。こちらもGINZA FROZEN GOURMETで大人気の一品です。
オンラインストアもブランドで選ぶ
信頼できるオンラインストアからお取り寄せ
高級冷凍食品をお取り寄せする際には、信頼できるオンラインストアを選ぶことがとても大切です。冷凍食品は中身が見えにくく、パッケージや商品説明だけでは品質を判断しにくい場合もあるからです。信頼のおけるショップ専属のバイヤーが、確かなブランドから厳選した商品を扱っているお店を選ぶと安心です。
たとえば松屋銀座が運営する「GINZA FROZEN GOURMET」であれば、松屋銀座(中央区銀座)の地下2階に実店舗があります。ここでは実際に手に取って商品を確認したり、店員に詳しく話を聞いたりした上で購入することもできるため、安心して高級冷凍食品を購入できます。
まとめ
ブランドとは信頼の証しであり、食の世界にもその価値はしっかりと息づいています。高級冷凍食品も、信頼できるブランドを選べば安心して楽しめ、贈り物としても喜ばれるでしょう。お取り寄せの際は、信頼できるオンラインストアを選ぶことも大切ですね。