天然杉を薄くして、曲げ木加工をした弁当箱。 細長い形にすることにより、手の小さい人でも幅を持ちやすくなっています。この幅であれば、ビジネスバッグにも平らに入れられるので、通勤にも向いています。 楕円と一言で言っても、孤の部分の角度により印象は変わるもので、木をゆがき、曲げて作る柔らかなカーブが美しく、手ぬぐいで包むのにもちょうどいい大きさです。 無塗装の「白木仕上げ」であることで吸湿性・通気性を十分に生かし、 天然杉のほのかな香りが白米のおいしさをより一層引き立てます。細長い形はおかずが詰めやすく、中サイズは仕切り板が2枚付き。幅を少し広くし、 ボリュームあるおかずを入れやすくなっています。 お手入れは、洗剤は使わず、クレンザーでたわしで洗い、しっかり乾かしてご使用ください。

＜柴田慶信商店＞地域の伝統工芸である曲げわっぱに魅入られた柴田慶信は、独学で曲げ物の製作方法を学び、1966年に柴田慶信商店創業。一貫して「白木の良さ」を伝えながら製作しています。産地指導に訪れた工業デザイナー秋岡芳夫の影響を受け、質とともにデザインにも注力。多くのデザイナーとの協働、賞を受賞しています。大館曲げわっぱ協同組合として、子供たちと秋田杉の植林運動を行うなどの地域の教育、文化の振興活動も行っています。

蓋を被せたサイズ：W26.5×D8.5×H5.3cm
容量：約550ml
素材：天然杉・山桜の木皮
※天然の木材を使用しているため、木目などに個体差がございます。
※電子レンジ×、食洗機×

【デザインコミッティー選定コメント】
天然秋田杉を薄くし、伝統的曲げ木加工によりつくられた弁当箱です。伝統技法でつくられた物でも、余計な装飾を一切施さないことにより、現代の食空間に馴染むということを、この製品が教えてくれます。

佐藤卓
©Japan Design Committee.