長い年月をかけてデザインされたクロックです。5分刻みのインデックス表示は、正確な時間が読めること、そしてクロック自身が精巧な時計であることを表しています。アルミケースのサイドはブラッシング仕上げ、表面は鏡面仕上げを施し、曲線の美しさが際立つように設計することでクロックの存在感を際立たせています。ニューヨーク近代美術館（MoMA） のパーマネントコレクション選定作品に選ばれています。

サイズ：直径21.5×厚さ4.5cm

【デザインコミッティー選定コメント】
バウハウス最後の巨匠といわれたマックス・ビルが1957年にデザインしたウォールクロックである。建築から彫刻、ポスターに至るまで多岐にわたる分野で才能を発揮したビルだが、そのデザインは常に的確で洗練されたものであった。モダンデザインの中に永遠性を追求したビルの生き方がこの時計にも見事に反映されている。

岩崎信治
©Japan Design Committee.