天然素材の砂・石灰・亜麻仁油を独自の手法で混合し作り続けられているアンカー積み木の入門セット。3歳頃からお使いいただけます。

＜アンカー＞1880年グライダーを発明した航空工学界のパイオニアによって開発され、のちに実業家フリードリヒ・アドルフ・リヒター氏の手により輸出の花形として活躍したアンカー石積木。第二次大戦後、ドイツ東西分断により生産中止に追い込まれましたが、世界中の根強いファンの力で1995年、素材もパーツも当時のままの形で復刻されました。現在、生産工程はオートメーション化を進めていますが、まだ多くの作業は人の手を必要としています。

42ピース
基尺2.5cm
天然素材の砂・石灰・亜麻仁油混合
木箱約17.5×24×4cm

対象年齢：3歳～
※石積木は独特な匂いが特徴ですが、原料である自然素材の亜麻仁油や石灰によるため無害です。

【デザインコミッティー選定コメント】
積木というのは通常木製の玩具だが、これは石（ケイ砂を固めたもの）で作られた積木だ。日本が柱梁の軸組文化であるのに対して、壁構造の礎石文化によるドイツならではの製品だと言える。子どもたちはこの積木で遊ぶ時に、ゆっくりと慎重に作業を進めるらしい。やはり木でなく石を積むという気持ちになるためなのだろうか。

面出薫
©Japan Design Committee.